2025年1月5日(日曜日)新年最初のTrailing/Disaster/HRD 訓練会を開催しました。AM6:30から本社資材置き場に集合しTrailingは、市街地および住宅街周辺で各unitの課題に対しての基礎訓練を行いました。
それぞれの現在の課題に向き合い、クリアできてきているポイントもあれば、まだ不確定要素が多分にある課題も多いのが現状。基礎段階に戻りながらも犬の自主性とハンドラーの観察力のバランスの修正が今後も求められる課題です。
Disasterは、unitごとに捜索設定を変えながら取り組みました。要救助者からのセントコーンの流れを犬が捉えた瞬間の反応の観察や、犬の意欲と共に自主捜索性を高める為に、ハンドラーのポジションや告知の際の咆哮の自信を高められるような内容の訓練となりました。
高さのある設定では、セントコーンへの反応と共に、セントボイドでのネガティブな反応も合わせて観察する事で要救助者のポイントを絞り込むことができるようになります。また走破性の能力の高いunitは安全確保を考えながら要救助者の元まで辿り着く能力も確認できました。
HRDは、捜索環境の変化にも躊躇なく対応し、安定した告知動作の強化に取り組みました。特にTFRを安定させる為に、現段階の告知への認識を確認しながら、どのようなアプローチで強化すべきか?を判断し実践トレーニングを行いました。
捜索における集中力や意欲は、以前よりも安定してきていますが、ソースに対しての告知の自信と素早い告知速度は、今後も基礎訓練を行いながら強化が必要。ソースが遮蔽物の陰にある場合などは、告知までに時間を要しますが、スクラッチなどの行動を行わずに的確なポイントで告知ができるように訓練を進めます。
2025年がスタートしました。3月には、海外講師を招いて第2回のHRD/Trailing認定審査会とワークショップも開催する事となっております。また今後も増えるであろうNSAの活動の主旨の1つである平時の行方不明者捜索の依頼にも素早く対応できるように、月例訓練の練度と訓練内容の向上も進め、2025年も実働での捜索活動に向けてサーチドッグとハンドラーの育成に精進してまいりますので引き続きご支援ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。訓練に参加された皆様、早朝よりご苦労様でした。
この記事へのコメントはありません。