日本では、年間4万人以上の人が行方不明になり、そのうち1万人以上が見つかっていません。
このような状況から行方不明者捜索犬の需要が高まっています。
認知症や迷子など、特定の行方不明者を探す捜索方法を「Trailing トレーリング」と言います。
トレーリングとはどのような捜索方法か?トラッキングとの違いは?犬は何の臭いを追っているのか?などを、アメリカ講師たちとZoomでつなぎオンラインセミナーを
2021年8月26日(木)9:00~11:00(日本時間)に開催をいたしました。
リアルタイムで参加できなかったハンドラー向けには、後日Youtubeでの再配信も2回実施いたしました。
講師は、過去 4年に渡りセミナーに来日していただいた、マーシャ・コーニング氏とキャシー・ホルバート氏、サポートにはアンディー・レブマン氏、ヘザー・ジョー・カッティング氏。
参加者は、NSA会員をはじめ過去4年のトレーリングセミナーやNSA主催のオンラインレッスンなどに参加登録をしている 全国から30名以上の救助犬ハンドラーに参加して頂きました。
今回の導入編ではトレーリングの基礎知識についてや訓練方法の動画も共有でき、初めての参加者の理解や中級・上級者にも再確認ができたようです。
そして、事前に頂いた疑問や質問にも講師より適切なアドバイスも頂きました。
コロナ禍での活動自粛を余儀なくされ、また犬の訓練には厳しい夏季期間を、アメリカ講師たちによるオンラインセミナーを行うことで訓練意欲も上がり有意義な時間となりました。
これから訓練には良い季節になりますので充分な感染対策のもと、1頭でも多くの実働できるトレーリングドックの育成に励んで頂ければ幸いです。
また今後もトレーリング中級編やHRD(遺体臭気)導入編のZoomセミナーも予定しております。NSAでは全国各地域で活動しているサーチドックの団体・チーム・ハンドラーが、様々な状況下で適切なサーチができる犬とハンドラーの育成の一助となるセミナー開催などを今後も行い、知識や技術が現場でのスムーズな活動に結び付くことを目的としております。
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