2024年7月28日(日曜日)9:30頃に「束松に行く、昼には帰る」と伝え、ご自宅を出られて帰宅されず、当日20:00に所轄警察署に行方不明届を提出、同日24:00頃、束松峠の駐車スペースで使用車両を発見。行方不明より2日間延べ100人体制で警察の捜索、その後、民間山岳遭難捜索チーム2社による捜索でも発見に至らない、84歳男性の捜索依頼の問い合わせが8月4日に弊会にあり、現地調査ならびにご依頼者様との打ち合わせを経て、ご依頼者様よりの捜索を希望される対象エリアを決定したのち8月13日(火曜日)AM5:00より捜索犬3頭と捜索チームメンバー5名の体制でHRD捜索活動を行いました。
AM4:00に現地付近に捜索チームメンバーが集結。AM4:50現地にてご依頼者様とのブリーフィングを行いAM5:10捜索開始。
気温と湿度を考慮し早朝よりの捜索を決断しましたが、台風6号が東北に上陸した影響もあり湿度が高く捜索犬とハンドラーの体力が短時間で奪われる捜索となりました。捜索指定エリアを地図上からセパレートし、区分ごとに捜索犬を投入し活動を行いました。
ユニットごとに捜索時間を考え、充分な休息をとらせながら指定エリアに投入。待機の捜索犬は、チーム内で待機の担当を決めて、待機中の捜索犬のハンドラーは捜索を担当しているユニットにサポーターとしても担当するチーム捜索を継続。
一旦、山頂までのルートを検索しながら移動し、微風ではあるものの、吹上の風の流れを確認し、同じルートを下山しながら検索を実施。捜索犬の微細な反応がある部分はエリアサーチを行いながら捜索を行いました。
7:30に一旦、本部に帰還し捜索状況をご依頼者様にお伝えし、再度、蕨の生息地帯を3頭でローラー捜索。また、指定されたエリアに再度、エリア捜索で捜索犬を投入した。
捜索終了は、AM9:00。残念ながら手掛かりとなる物品なども発見する事ができず、ご依頼者様からの指定アリアや民間山岳遭難捜索チームからの情報を元に、目視も含めて捜索をした旨のご報告をさせて頂き今回の捜索を終了いたしました。
NSAは、今後も大規模災害時だけではなく平時での行方不明者捜索に、微力ながら貢献できる捜索犬とハンドラーの育成に邁進していきたいと思います。
皆様のご理解とご協力、ご支援のほど宜しくお願いいたします。
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